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ジョン・スノウ



「氷と炎の歌1 七王国の玉座」より、ジョン・スノウ。
文体が堅い、「大人向け」の分厚いファンタジーはあまりおもしろいと思ったことが
なかったのだが、これは違った。重厚なつくりではあるが、非常に面白い。
社会的に弱者であり、世界に翻弄されながらも自分の行き方を貫く人々が語る物語。
ジョンは北の領主の私生児である。権力に(周囲の愛情にも)保護されながらも、
家や地位を受け継ぐ事は許されない、「持たざるもの」(FFT風)である。
彼は自分の立場をわきまえ、信念を見失わず、決断を下してゆく。
彼が自分の物語を語りきってくれる事を、願うばかりである。
(この物語は語り手となる人物が複数いるのだが、その中の一人と言えど、
「あっけない死」から免れる事はできない)

ジョンは見た目的に非常に好み。髪も目も衣服も黒いから。
でも、ちょっと幼すぎたかな、この絵は。


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